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文献詳細

雑誌文献

臨床検査65巻2号

2021年02月発行

文献概要

今月の特集2 ダニ媒介感染症—適切な理解と診断の道標

ツツガムシ病と日本紅斑熱

著者: 山藤栄一郎1

所属機関: 1福島県立医科大学総合内科・臨床感染症学講座

ページ範囲:P.146 - P.151

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Point

●近年,日本紅斑熱は届け出数が増加しており,届け出地域も拡大している.

●リケッチア症は臨床診断が難しいため,居住地域や行動歴などの疫学情報を疑うきっかけに活用する.

●リケッチア症を臨床的に疑ったら,診断を待たずにテトラサイクリン系の抗菌薬で治療を開始する.

参考文献

1)国立感染症研究所:日本紅斑熱 1999〜2019年.IASR 41:133-135,2020(https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-vol41/9822-idx486.html)(最終アクセス:2020年10月5日)
2)国立感染症研究所:つつが虫病・日本紅斑熱 2007〜2016年.IASR 38:109-112,2017(https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-vol38/7315-idx448.html)(最終アクセス:2020年10月5日)
3)山藤栄一郎:リケッチア感染症 日本紅斑熱とツツガムシ病をどのように疑い,診断・治療するか.Hospitalist 5:519-528,2017
4)Sando E, Suzuki M, Katoh S, et al:Distinguishing Japanese Spotted Fever and Scrub Typhus, Central Japan, 2004-2015. Emerg Infect Dis 24:1633-1641,2018(https://dx.doi.org/10.3201/eid2409.171436)(最終アクセス:2020年10月5日)
5)Sando E, Ariyoshi K, Fujita H:Serological Cross-Reactivity among Orientia tsutsugamushi Serotypes but Not with Rickettsia japonica in Japan. Trop Med Infect Dis 3:74,2018
6)岩崎博道:リケッチア症診療の手引き—つつが虫病と日本紅斑熱,2019(https://www.hosp.u-fukui.ac.jp/wp/wp-content/uploads/r-tebiki20190422.pdf)(最終アクセス:2020年10月5日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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