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今月の特集 薬剤耐性(AMR)対策の現状と今後
薬剤耐性サーベイランス
著者: 松永展明1
所属機関: 1国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター臨床疫学室
ページ範囲:P.522 - P.528
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●薬剤耐性菌対策には,正確な疾病負荷を把握するためのサーベイランスが必須である.
●「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」の実装後,薬剤耐性菌情報の可視化が進んでいる.
●AMR対策には,ヒトだけではなく,ワンヘルスの観点からのアプローチが必要である.
●わが国に合ったサーベイランス方法の確立と継続が望まれる.
●薬剤耐性菌対策には,正確な疾病負荷を把握するためのサーベイランスが必須である.
●「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」の実装後,薬剤耐性菌情報の可視化が進んでいる.
●AMR対策には,ヒトだけではなく,ワンヘルスの観点からのアプローチが必要である.
●わが国に合ったサーベイランス方法の確立と継続が望まれる.
参考文献
1)厚生労働省:薬剤耐性(AMR)対策について(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120172.html)(最終アクセス:2021年3月2日)
2)Takaya S, Hayakawa K, Matsunaga N, et al:Surveillance systems for healthcare-associated infection in high and upper-middle income countries: A scoping review. J Infect Chemother 26:429-437,2020
3)Tsuzuki S, Matsunaga N, Yahara K, et al:National trend of blood-stream infection attributable deaths caused by Staphylococcus aureus and Escherichia coli in Japan. J Infect Chemother 26:367-371,2020(https://www.jiac-j.com/article/S1341-321X(19)30335-6/fulltext)(最終アクセス:2021年2月8日)
4)国立国際医療研究センター:感染対策連携共通プラットフォームJ-SIPHE年報2019,2020(https://j-siphe.ncgm.go.jp/download/J-SIPHE年報2019.pdf)(最終アクセス:2021年2月8日)
5)厚生労働科学研究費補助金新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業「薬剤耐性(AMR)アクションプランの実行に関する研究班」:介護老人保健施設における医療関連感染症および抗菌薬使用に関する研究報告書,国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター AMR臨床リファレンスセンター,2019(http://amr.ncgm.go.jp/pdf/20191125_report.pdf)(最終アクセス:2021年2月8日)
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