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文献詳細

雑誌文献

臨床検査65巻5号

2021年05月発行

文献概要

今月の特集 薬剤耐性(AMR)対策の現状と今後

地域における薬剤耐性対策

著者: 倉井華子1

所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター感染症内科

ページ範囲:P.564 - P.569

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Point

●地域で薬剤耐性(AMR)対策を行うためには行政,医師会,医療機関,高齢者施設,薬剤師会など,さまざまな機関を巻き込む必要がある.

●耐性菌や抗菌薬適正使用だけではなく,新型コロナウイルス感染症などさまざまな感染症への応用が求められている.

●地域ネットワークについては,歴史的経緯,組織の力量,地域の状況などが多様であり,一律に決めることは難しいが,今後,さまざまなモデルを基にした,地域に合ったネットワーク形成が求められる.

参考文献

1)Fukui T, Rahman M, Ohde S, et al:Reassessing the Ecology of Medical Care in Japan. J Community Health 42:935-941,2017
2)国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議:薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2016-2020,2016(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120172.html)(最終アクセス:2020年12月16日)
3)静岡県病院協会:感染対策相談窓口(http://www.shizuoka-bk.jp/advice/)(最終アクセス:2021年1月19日)
4)浜松市内科医会:静岡薬剤耐性菌制御チーム—Antibiotic Awareness, Shizuoka(https://hamamatsushi-naika.com/index.cgi?page=team)(最終アクセス:2021年1月19日)
5)厚生労働省健康局結核感染症課:抗微生物薬適正使用の手引き 第二版(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000573655.pdf)(最終アクセス:2020年12月16日)
6)静岡県:外来での抗菌薬適正使用手引き(成人版)(小児版)—県内耐性率を参考に(https://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-420a/amr.html)(最終アクセス:2020年12月16日)
7)田辺正樹,鈴木圭,新居晶恵,他:平成29年度厚生労働科学研究費補助金新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業「地域における感染症対策に係るネットワークの標準モデルを検証・推進するための研究」 感染症対策の地域ネットワークに関するアンケート調査結果報告書,2018(https://www.mie-icnet.org/wp-content/uploads/2017/08/infection_network_result.pdf)(最終アクセス:2021年1月19日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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