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今月の特集1 血液ガスの臨床
救急部からみた血液ガス
著者: 水野慶子1 杉田学1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属練馬病院救急・集中治療科
ページ範囲:P.142 - P.145
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●血液ガス分析は呼吸と循環の評価ができるだけでなく,結果がわかるまでが早いため,救急の現場では欠かせない検査である.
●乳酸アシドーシスの存在は,背景にある循環不全を示唆する.
●血液ガスの一部の項目は静脈血で代用することが可能である.
●代謝性アシドーシスの原因疾患を鑑別するためには陰イオンギャップ(AG)の測定が重要である.
●検査結果をみるだけでなく,患者の病歴や身体所見と併せて病態を鑑別する必要がある.
●血液ガス分析は呼吸と循環の評価ができるだけでなく,結果がわかるまでが早いため,救急の現場では欠かせない検査である.
●乳酸アシドーシスの存在は,背景にある循環不全を示唆する.
●血液ガスの一部の項目は静脈血で代用することが可能である.
●代謝性アシドーシスの原因疾患を鑑別するためには陰イオンギャップ(AG)の測定が重要である.
●検査結果をみるだけでなく,患者の病歴や身体所見と併せて病態を鑑別する必要がある.
参考文献
in initial emergency department assessment. Emerg Med J 24:569-571,2007
2)Kelly AM, McAlpine R, Kyle E:Venous pH can safely replace arterial pH in the initial evaluation of patients in the emergency department. Emerg Med J 18:340-342,2001
3)Byrne AL, Bennett M, Chatterji R, et al:Peripheral venous and arterial blood gas analysis in adults: are they comparable? A systematic review and meta-analysis. Respirology 19:168-175,2014
4)Adrogué HJ, Rashad MN, Gorin AB, et al:Assessing acid-base status in circulatory failure. Differences between arterial and central venous blood. N Engl J Med 320:1312-1316,1989
5)Kraut JA, Madias NE:Serum anion gap: its uses and limitations in clinical medicine. Clin J Am Soc Nephrol 2:162-174,2007
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