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今月の特集2 血液凝固を阻害するもの
治療に用いられる抗凝固薬
著者: 橋口照人12
所属機関: 1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 血管代謝病態解析学分野 2鹿児島大学病院検査部
ページ範囲:P.166 - P.170
文献購入ページに移動●ワルファリンはビタミンK依存性凝固因子の産生を抑制する抗凝固薬であり,プロトロンビン時間(PT)によってモニタリングすることが可能である.
●ヘパリン,ダナパロイド,フォンダパリヌクスはアンチトロンビン(AT)の活性増強による凝固因子阻害活性を有する.
●直接経口抗凝固薬(DOAC),アルガトロバンは選択的凝固因子阻害活性を有する合成製剤である.
●過度の抗凝固状態あるいは残存凝固活性測定法の確立が今後の課題である.
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