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文献詳細

雑誌文献

臨床検査66巻4号

2022年04月発行

文献概要

増大号 計測する項目と記録断面がわかる! 病態別・類似疾患別心エコー検査のルーティン 総論

基本断面

著者: 山本真大1

所属機関: 1医療法人伯鳳会 大阪中央病院 中央検査部

ページ範囲:P.328 - P.334

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胸骨左縁左室長軸断面(図1)

 左側臥位で第3肋間または第4肋間の胸骨左縁に探触子を置いて,左室の長軸に沿って描出する.左室内径が最も大きく,かつ心室中隔と大動脈前壁がほぼ同じ高さになるように描出する.左室を水平に描出できなければ,上位肋間から観察するか,左側臥位をより深くする.左室の中心を描出できていれば,乳頭筋や腱索はあまりみえない.

 大動脈の描出では上位肋間からの観察が適している場合がある.計測する部位によって肋間や呼吸を調節して断面を描出する.

参考文献

●日本心エコー図学会ガイドライン作成委員会(監訳):心腔計測におけるガイドライン2015年 ダイジェスト版(https://www.asecho.org/wp-content/uploads/2018/01/ChamberQuant_Japanese.pdf)(最終アクセス:2022年1月7日)
●山田博胤,和田靖明(監訳):成人における包括的経胸壁心エコー図検査の実施ガイドライン:米国心エコー図学会からの勧告(http://www.jse.gr.jp/ASEguideline_TTE_2021-03-23.pdf)(最終アクセス:2022年1月7日)
●日本超音波検査学会:走査法の標準化(循環器領域)(https://www.jss.org/committee/standard/01.html)(最終アクセス:2022年1月7日)
●種村正:エキスパートが教える心・血管エコー計測のノウハウ,医学書院,2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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