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文献詳細

雑誌文献

臨床検査67巻10号

2023年10月発行

文献概要

増大号 肝疾患 臨床検査でどう迫る? 3章 慢性の肝疾患

肝移植周術期に行われる臨床検査

著者: 河地茂行1

所属機関: 1東京医科大学八王子医療センター消化器外科・移植外科

ページ範囲:P.1156 - P.1161

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はじめに

 わが国の肝移植は,生体肝移植が年間350〜400例で,2021年8月24日に総数10,000例に到達した.脳死肝移植は年々増加傾向(2020年,2021年はコロナ禍で減少したが)にあり,2023年は年間100例を超える勢いで実施されている.

 肝移植の周術期にはあらゆる臨床検査が施行されており,その全てを詳述することは誌面の都合上できないが,本稿では,肝移植周術期の臨床検査の要点について解説する.

参考文献

1)河地茂行,他:肝移植と臨床検査—生体肝移植の周術期に施行される臨床検査と,われわれの生体肝移植で過去に問題になった臨床検査値.臨検 65:1262-1268,2021
2)Tajima T, et al:Risk factors for antibody-mediated rejection in ABO blood-type incompatible and donor-specific antibody-positive liver transplantation. Liver Transpl 29:711-723,2023
3)Akamatsu N, et al:Rituximab Desensitization in Liver Transplant Recipients With Preformed Donor-specific HLA Antibodies: A Japanese Nationwide Survey. Transplant Direct 7:e729,2021
4)Kan H, et al:Non-invasive assessment of liver steatosis in non-alcoholic fatty liver disease. Hepatol Res 44:E420-E427,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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