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文献詳細

雑誌文献

臨床検査67巻10号

2023年10月発行

文献概要

増大号 肝疾患 臨床検査でどう迫る? 4章 肝腫瘍

肝癌の病理診断

著者: 上野彰久1 坂元亨宇23

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理診断部 2国際医療福祉大学医学部 3慶應義塾大学

ページ範囲:P.1174 - P.1181

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はじめに

 肝臓は人体最大の臓器であり,種々の腫瘍性病変が生じることが知られている.沈黙の臓器といわれるように,症状に乏しく超音波検査などの画像検査で初めて病変がみつかることも多い.

 本稿では,代表的な肝腫瘍として,肝原発悪性腫瘍の代表である肝細胞癌(hepatocellular carcinoma:HCC)と肝内胆管癌(intrahepatic cholangiocarcinoma:iCCA)とともに,肝悪性腫瘍で最も多い転移性肝癌,および肝細胞性の良性肝腫瘍である肝細胞腺腫(hepatocellular adenoma:HCA)について概説する.

参考文献

●日本肝癌研究会(編):臨床・病理 原発性肝癌取扱い規約規約 第6版補訂版,金原出版,2019
●腫瘍病理鑑別診断アトラス刊行委員会(監),坂元亨宇,他(編):腫瘍病理鑑別診断アトラス 肝癌 第2版,文光堂,2020
●WHO Classification of Tumours Editorial Board:WHO Classification of Tumours of Digestive System Tumors, 5th ed, World Health Organization, Geneva, 2019
●Torbenson M, et al:AFIP Atlas of Tumor Pathology, 4th Series, Fascicle 27, Tumors of the Liver, American Registry of Pathology, Washinton DC, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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