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雑誌詳細

文献概要

今月の特集 検査機器・試薬の工夫—ぎりぎり教えて,メーカーさん 生化学検査試薬

生化学検査試薬とのつき合い方

著者: 濵田悦子12

所属機関: 1文京学院大学保健医療技術学部臨床検査学科 2文京学院大学大学院保健医療科学研究科

ページ範囲:P.115 - P.119

Point

●生化学自動分析装置および生化学試薬の開発と工夫によって検査者の手技が簡易となった.また,試薬性能の向上によって,精度保証のある検査報告が可能となった.

●精度保証のある検査報告には装置特性や測定原理はもとより,測定試薬の性能の精密性,迅速性,特異性,安定性,安全性などの知識が必要である.

●臨床検査における作業プロセスには,検査の依頼,患者管理から始まる分析前工程,分析工程,検査結果の報告を含む分析後工程がある.正しい臨床検査値を得るためには,これら全てに留意すべきである.

参考文献

1)Adeli K, Shorter S:Public Relations Opportunities in Laboratory Medicine: Improving Our Visibility and Image & Assessing the Value of the Laboratory In Clinical Outcomes(https://www.ifcc.org/media/212787/2012%2011%2019%20Labs%20are%20Vital%20-%20PRs%20Adeli-Shorter.pdf)(最終アクセス:2022年12月1日)
2)濵田悦子,前川真人:検体検査のサンプリング.臨床検査のガイドラインJSLM2021(日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会編),宇宙堂八木書店,pp6-10,2021
3)大久保滋夫:異常値の検出機構の説明.日臨検自動化会誌 41(suppl-1):43-47,2016

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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