文献詳細
文献概要
今月の特集 検査機器・試薬の工夫—ぎりぎり教えて,メーカーさん ラテックス凝集,免疫比濁法
ラテックス凝集,免疫比濁法とのつき合い方
著者: 井本真由美1
所属機関: 1近畿大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.126 - P.133
文献購入ページに移動Point
●免疫比濁法(TIA,LATIA)と免疫比ろう法(NIA)の測定法の特徴を知り,それぞれの長所と短所をつかむ.
●非特異反応の原因を知り,解析方法を学ぶ.
●異常反応をみつけるため,プロゾーンチェックや反応過程近似法について知り,検査過誤防止手段を学ぶ.
●免疫比濁法(TIA,LATIA)と免疫比ろう法(NIA)の測定法の特徴を知り,それぞれの長所と短所をつかむ.
●非特異反応の原因を知り,解析方法を学ぶ.
●異常反応をみつけるため,プロゾーンチェックや反応過程近似法について知り,検査過誤防止手段を学ぶ.
参考文献
1)白土誠:自動分析装置における反応タイムコースの基礎と活用事例 試薬メーカーにおけるタイムコースの利用法 積水メディカル株式会社.医療検査と自動化 45(Suppl.1):43-48,2020
2)河合忠,河野均也,菅野剛史,他:免疫比濁法による血漿蛋白測定上の問題点.臨検機器・試薬 20:503-517,1997
3)大久保滋夫:異常値の検出機構の説明.日臨検自動化会誌 41(suppl-1):43-47,2016
4)宮下徹夫,山舘周恒,田中和雄,他:反応速度比によるプロゾーンチェック法の評価.日臨検自動化会誌 20:807-813,1995
5)井本真由美:事例編 試薬に起因する異常反応 ポリエチレングリコール(PEG)・界面活性剤.Med Technol 41:730-736,2013
6)大竹皓子,渡辺勝紀:免疫検査異常の解析の仕方:その1.日臨検自動化会誌 35(suppl-1):81-115,2010
7)井本真由美,山田俊幸,山口逸弘,他:免疫比濁法(turbidimetric immunoassay:TIA)で異常反応が感知されずIgMが偽低値に報告されたIgM型M蛋白血症の一例.臨病理 66:957-961,2018
8)井本真由美,前田裕弘,山口逸弘,他:免疫比濁法測定において第一反応で白濁しエラーコードが付かず,偽低値に測定されたIgM-κ型M蛋白の解析—エラーコードが付かなかったIgM偽低値2症例目.医学検査 68:401-405,2019
9)菅野光俊,川崎健治,柳奈緒美,他:臨床検査値に異常を及ぼす体液成分 発見から報告の仕方まで 日常検査での検査過誤防止の為のシステム構築 自動分析装置での異常反応チェック法の設定を中心に.生物物理化学 50:103,2006
10)山本慶和,松尾収二:反応曲線を用いた新たな検査管理—個々の検査データの信頼性・品質保証.日臨検自動化会誌 43:182-187,2018
11)小島和茂:BioMajestyシリーズにおけるリアルタイム異常反応検出技術.生物試料分析 38:309-317,2015
12)阿部正樹:免疫反応の異常事例の発見とその解析方法.日臨検自動化会誌 40(suppl-1):8-36,2015
13)清宮正徳,鈴木芳武,吉田俊彦,他:生化学自動分析装置における異常反応検出機能の有用性の検討.日臨検自動化会誌 40:617-623,2015
掲載誌情報