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文献詳細

雑誌文献

臨床検査67巻3号

2023年03月発行

文献概要

今月の特集1 子宮頸がんをめぐって

子宮頸がん細胞診の現状と問題点

著者: 下正宗1

所属機関: 1東葛病院臨床検査科

ページ範囲:P.204 - P.210

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Point

●子宮頸部は体表臓器である.子宮頸がん細胞診は,侵襲が小さく比較的簡易な方法で検体を採取できる検査である.

●検体採取方法は,よりたくさんの細胞を効率的に採取できるように変遷してきており,細胞診以外の検索にも利用できるようになってきている.

●子宮頸がん細胞診の歴史は古く,その間にさまざまな分類方法が普及してきている.現状では複数の分類が臨床,検診の現場で併存している.

参考文献

1)作田学:ウィルヒョウ『生理学的および病理学を基礎とする細胞病理学』(1858).Brain Nerve 63:184-185,2011
2)酒井シヅ:細胞診の父 ジョージ・ニコラス・パパニコロウ.検と技 14:1144,1986
3)長谷川暢子,森口次郎,大橋史子:企業・健康保険組合は子宮頸がん検診において細胞診自己採取法を採用すべきではない.総合健診 43:560-566,2016
4)松原祐介,岡ハル子,小原光祥,他:液状処理法と従来法での採取器具による子宮頸部細胞像の比較検討.日臨細胞会誌 52:87-95,2013
5)大村峯夫:ベセスダ分類と細胞採取上の注意点.人間ドック 26:723-728,2012
6)Solomon D,Nayar R(編),平井康夫(監訳):ベセスダシステム2001アトラス,シュプリンガー・ジャパン,2007
7)日本産婦人科医会:ベセスダシステム2001準拠子宮頸部細胞診報告様式の実際(通称:ベセスダシステムあるいは医会分類),(https://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/CANCER/Bethesda_0811.pdf)(最終アクセス:2022年10月21日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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