文献詳細
文献概要
増大号 チェックリストで見直す 検査と医療関連感染対策 4章 検査室における滅菌と消毒の基本
滅菌法の考え方と,検査室業務における実際
著者: 佐藤智明1
所属機関: 1国際医療福祉大学成田病院検査部
ページ範囲:P.316 - P.323
文献購入ページに移動Check List
・滅菌方法ごとに滅菌条件,対象物が規定されている.規定と異なる滅菌を行った場合は,不十分な滅菌となる.
・滅菌する場合は,滅菌物が再使用可能医療機器(RMD)であることを確認し,単回使用機器(SUD)の滅菌・再使用は避ける.
・使用期限(滅菌の保証期間)を厳守して使用する.自施設で滅菌した場合は滅菌方法によって使用期限を定めて表示する.
・施設内の中央材料部門へ滅菌を依頼する場合,汚染物の拡散防止のために現場での一次洗浄は行わずに洗浄・滅菌を依頼する.
・滅菌方法ごとに滅菌条件,対象物が規定されている.規定と異なる滅菌を行った場合は,不十分な滅菌となる.
・滅菌する場合は,滅菌物が再使用可能医療機器(RMD)であることを確認し,単回使用機器(SUD)の滅菌・再使用は避ける.
・使用期限(滅菌の保証期間)を厳守して使用する.自施設で滅菌した場合は滅菌方法によって使用期限を定めて表示する.
・施設内の中央材料部門へ滅菌を依頼する場合,汚染物の拡散防止のために現場での一次洗浄は行わずに洗浄・滅菌を依頼する.
参考文献
1)日本医療機器学会(編):医療現場における滅菌保証のガイドライン2021,日本医療機器学会,2021
2)放射線利用技術データベース:わが国における放射線滅菌施設,1997(https://www.rada.or.jp/database/home4/normal/ht-docs/member/synopsis/010098.html)(最終アクセス:2022年11月25日)
3)環境省環境再生・資源循環局:廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル,2018(https://www.env.go.-jp/recycle/kansen-manual1.pdf)(最終アクセス:2022年11月25日)
4)日本臨床衛生検査技師会(監):感染対策.JAMT技術教本シリーズ 呼吸機能検査技術教本,じほう,pp219-225,2016
5)厚生労働省医政局指導課長:医療施設における院内感染の防止について(医政指発第0201004号 平成17年2月1日),2005(https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/02/tp0202-1.html)(最終アクセス:2022年11月25日)
6)大久保憲:単回使用医療機器の再製造の動き.日環境感染会誌 35:7-14,2020
7)三木智恵美,他:ERSMとTRSMを融合した滅菌有効期限設定の取り組み—滅菌期限切れ手術器材の調査およびスタッフ教育の観点に基づいた検討.医療機器学 87:292-298,2017
8)日本環境感染学会,他:真空採血管を用いた採血業務に関する安全管理指針(Ver 2.05)(http://www.kankyokansen.org/new/anzenkanri205.html)(最終アクセス:2022年11月25日)
9)日本超音波医学会機器及び安全に関する委員会:経腟プローブの取扱いに関する注意点(https://www.jsum. or.jp/committee/uesc/pdf/prove_care.pdf)(最終アクセス:2022年11月25日)
掲載誌情報