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文献詳細

雑誌文献

臨床検査67巻4号

2023年04月発行

文献概要

増大号 チェックリストで見直す 検査と医療関連感染対策 7章 曝露事象に対する医療関連感染対策

結核曝露の曝露前予防と曝露後対策

著者: 小倉直也1 中村文子1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター臨床検査科

ページ範囲:P.426 - P.432

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Check List

・結核菌のバイオセーフティレベル(BSL),それに応じた設備基準を理解しているか.

・安全キャビネットの種類や構造を理解し,正しく使用しているか.

・遠心分離機を使用した際の感染リスクや目的を把握し,適切に使用できるか.

・個人防護具(PPE)の必要性を理解し,正しく着脱(特に作業後)できるか.

・フィットテストを行う目的を理解し,正しくN95マスクを着用できるか.

・エアロゾルの発生する恐れが高い検査や操作を理解し,適切な感染対策を実施することができるか.

・結核の業務感染は,病理検査に携わる医師および臨床検査技師で最も高率に発生していることを認識し,感染対策を行うことができるか.

・曝露後の対応フローを理解し,適切な検査を実施することができるか.

参考文献

1)永井英明:感染リスクに遭遇した際の対応 結核菌曝露.Med Technol 43:1467-1471,2015
2)後藤美江子:検査室における結核感染と予防.臨と微生物 28:85-92,2001
3)加藤誠也,他:厚生労働省インフルエンザ等新興再興感染症研究事業「結核の革新的な診断・治療及び対策の強化に関する研究」 結核院内(施設内)感染対策の手引き 平成26年度版,結核予防会結核研究所,2014
4)後藤美江子,他:臨床検査におけるバイオセーフティの現状 全国臨床検査室を対象としたアンケート調査報告.感染症誌 81:39-44,2007
5)厚生労働省:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針 第5.1版,2022(https://www.mhlw.go.jp/content/000843685.pdf)(最終アクセス:2022年12月8日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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