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今月の特集 脳脊髄液検査—その基礎と新しい展開
ギラン・バレー症候群と脳液髄液検査
著者: 川邉清一1
所属機関: 1済生会横浜市東部病院脳血管・神経内科
ページ範囲:P.528 - P.533
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●ギラン・バレー症候群(GBS)は自己免疫性に末梢神経が障害される疾患である.
●さまざまな感染症後に発症することが多い.
●髄鞘が障害される脱髄型と,軸索が障害される軸索型がある.
●髄液検査では蛋白細胞解離が特徴的ではあるが,みられないこともあるので,診断に必須ではない.
●髄液検査は他疾患の否定をする意味でも行う意義がある.
●新たなバイオマーカーとなる候補がいくつか研究されている.
●ギラン・バレー症候群(GBS)は自己免疫性に末梢神経が障害される疾患である.
●さまざまな感染症後に発症することが多い.
●髄鞘が障害される脱髄型と,軸索が障害される軸索型がある.
●髄液検査では蛋白細胞解離が特徴的ではあるが,みられないこともあるので,診断に必須ではない.
●髄液検査は他疾患の否定をする意味でも行う意義がある.
●新たなバイオマーカーとなる候補がいくつか研究されている.
参考文献
1)日本神経学会(監),「ギラン・バレー症候群,フィッシャー症候群診療ガイドライン」作成委員会(編):ギラン・バレー症候群.フィッシャー症候群診療ガイドライン2013,南江堂,pp1-159,2013
2)齋藤豊和:末梢性ニューロパチーのオーバービューとGBS/CIDPの位置づけ.Clin Neurosci 32:258-263,2014
3)Winer JB, Hughes RA, Osmond C:A prospective study of acute idiopathic neuropathy. I. Clinical features and their prognostic value. J Neurol Neurosurg Psychiatry 51:605-612,1988
4)Ho TW, Mishu B, Li CY, et al:Guillain-Barré syndrome in northern China. Relationship to Campylobacter jejuni infection and anti-glycolipid antibodies. Brain 118:597-605,1995
5)Kuitwaard K, de Gelder J, Tio-Gillen AP, et al:Pharmacokinetics of intravenous immunoglobulin and outcome in Guillain-Barré syndrome. Ann Neurol 66:597-603,2009
6)Walgaard C, Lingsma HF, Ruts L, et al:Early recognition of poor prognosis in Guillain-Barré syndrome. Neurology 76:968-975,2011
7)Krause K, Wulf M, Sommer P, et al:CSF Diagnostics: A Potentially Valuable Tool in Neurodegenerative and Inflammatory Disorders Involving Motor Neurons: A Review. Diagnostics (Basel) 11:1522,2021
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