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今月の特集 造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類 第5版
T/NK細胞腫瘍2—原発性皮膚T細胞増殖症およびリンパ腫/腸管T/NK細胞増殖症およびリンパ腫/肝脾T細胞リンパ腫/リンパ組織の間質由来腫瘍/genetic preposition syndrome(遺伝的高発癌症候群)
著者: 大島孝一1
所属機関: 1久留米大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.765 - P.771
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●悪性リンパ腫の診断・分類には形態,臨床像,免疫染色,染色体,遺伝子解析による総合的な診断が必要である.
●臨床病態に密接に関連した病因(ウイルス,染色体,遺伝子,年齢,病変部位など)の重要性が求められており,形態のみでは診断は困難である.
●発育様式が年単位か,月単位か,週単位かを判断する臨床態度が悪性リンパ腫の診断・分類に不可欠である.
●悪性リンパ腫の分類は,予後を予測し,治療戦略を立てることにおいて分類は重要である.上記の内容を十分に理解したうえで分類を行うべきである.
●悪性リンパ腫の診断・分類には形態,臨床像,免疫染色,染色体,遺伝子解析による総合的な診断が必要である.
●臨床病態に密接に関連した病因(ウイルス,染色体,遺伝子,年齢,病変部位など)の重要性が求められており,形態のみでは診断は困難である.
●発育様式が年単位か,月単位か,週単位かを判断する臨床態度が悪性リンパ腫の診断・分類に不可欠である.
●悪性リンパ腫の分類は,予後を予測し,治療戦略を立てることにおいて分類は重要である.上記の内容を十分に理解したうえで分類を行うべきである.
参考文献
1)Swerdlow SH, Campo E, Harris NL, et al:WHO Classification of Tumors of Haematopoietic and Lymphoid Tissues, 4th ed, Revised ed, IARC Press, Lyon, 2017
2)Alaggio R, Amador C, Anagnostopoulos I, et al:The 5th edition of the World Health Organization Classification of Haematolymphoid Tumours: Lymphoid Neoplasms. Leukemia 36:1720-1748,2022
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