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今月の特集1 知っておきたい! 鎮静と生理機能検査
小児鎮静MRIにおける心得
著者: 青木英和1
所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科放射線診断学
ページ範囲:P.832 - P.837
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●MRI検査は,適切な画像を撮像するためには安静を維持する必要があるため,騒音下で長時間安静を保つことが困難な小児患者の場合は,鎮静が必要となる.
●鎮静中は,パルスオキシメーターやカプノメーターによる呼吸状態のチェックだけでなく,検査室からの目視あるいは監視カメラによる胸郭の動きの直接の確認が重要である.
●鎮静は自然睡眠とは異なる状態であり,全ての鎮静薬に危険があることを認識したうえで,適切な監視・バックアップ体制が必要である.
●鎮静薬による鎮静のほか,固定具の使用や哺乳タイミングの調整,事前説明や模擬体験などのプレパレーションなど,薬に頼らない鎮静の試みが重要である.
●MRI検査は,適切な画像を撮像するためには安静を維持する必要があるため,騒音下で長時間安静を保つことが困難な小児患者の場合は,鎮静が必要となる.
●鎮静中は,パルスオキシメーターやカプノメーターによる呼吸状態のチェックだけでなく,検査室からの目視あるいは監視カメラによる胸郭の動きの直接の確認が重要である.
●鎮静は自然睡眠とは異なる状態であり,全ての鎮静薬に危険があることを認識したうえで,適切な監視・バックアップ体制が必要である.
●鎮静薬による鎮静のほか,固定具の使用や哺乳タイミングの調整,事前説明や模擬体験などのプレパレーションなど,薬に頼らない鎮静の試みが重要である.
参考文献
1)日本小児科学会,日本小児麻酔学会,日本小児放射線学会:MRI検査時の鎮静に関する共同提言 2020年2月23日 改訂版.日小児会誌 124:771-805,2020
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