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文献詳細

雑誌文献

臨床検査67巻8号

2023年08月発行

文献概要

今月の!検査室への質問に答えます・7

最大上刺激で刺激をしないといけない理由はなんですか?

著者: 大石知瑞子1 園生雅弘2

所属機関: 1杏林大学病院脳神経内科 2帝京大学病院脳神経内科

ページ範囲:P.894 - P.897

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はじめに

 末梢神経障害は,臨床情報,電気生理学的検査,病理学的検査,神経画像診断などの結果から総合的に診断をする.そのなかでも,電気生理学的検査,特に末梢神経伝導検査(nerve conduction study:NCS)は末梢神経障害を診断するのに不可欠な検査であるが,pitfallの多い検査でもあり,正しい検査をしないと誤診を招く恐れがある.刺激強度もpitfallの1つであり,正しい刺激強度で検査を行わなければならない理由について記載する.

参考文献

1)木村淳,幸原伸夫:神経伝導検査と筋電図を学ぶ人のために 第2版,医学書院,p63,2010
2)大石知瑞子,園生雅弘:ルーチン末梢神経伝導検査(NCS;nerve conduction study)におけるピットフォール.末梢神経 30:226-230,2019
3)大石知瑞子,園生雅弘:NCSのpitfallとしてのcurrent spread.臨神生 47:543-549,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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