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文献詳細

雑誌文献

臨床検査68巻10号

2024年10月発行

文献概要

増大号 心電図判読のスタンダード 基本を極めて臨床で活かす! 2章 波形に注目—読み解くポイント

ST低下と陰性T波

著者: 河合昭人1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属柏病院中央検査部

ページ範囲:P.1185 - P.1189

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はじめに

 ST-T変化におけるST低下や陰性T波は,虚血性心疾患を思い浮かべることが多いと思われるが,もちろん,それ以外のことも多い.虚血性心疾患において,ST低下の所見だけで冠動脈病変を捉えるのは困難であるので,心電図がオーダーされた背景や臨床症状なども加味しながら判断をしていくことが重要である.

参考文献

1)永井良三(監),杉山裕章(執筆):個人授業 心電図・不整脈 ホルター心電図でひもとく循環器診療,医学書院,2011
2)栗田隆志:STの上昇と下降の意味.心電図 43:126-131,2023
3)日本循環器学会,他:2017-2018年度活動 慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版),2019(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/10/JCS2018_yamagishi_tamaki.pdf)(最終アクセス:2024年8月6日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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