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文献詳細

雑誌文献

臨床検査68巻10号

2024年10月発行

文献概要

増大号 心電図判読のスタンダード 基本を極めて臨床で活かす! 5章 パニック値と急変時対応

東京科学大学病院(旧 東京医科歯科大学病院)におけるパニック値への対応

著者: 濱田里美1

所属機関: 1東京科学大学病院[旧 東京医科歯科大学病院]検査部

ページ範囲:P.1266 - P.1269

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はじめに

 東京科学大学病院(旧 東京医科歯科大学病院.以下,当院)は813床の大学病院である.特定機能病院であり,検査室はISO 15189の認定を取得している.検査部には4台の心電計があり,平日8:30〜17:15に標準12誘導心電図検査を行っている.実施するのは検査部職員の臨床検査技師とヘルスケアアシスタント(health care assistant:HCA,主に臨床検査技師免許取得後すぐに進学した修士課程の学生で週2時間程度従事する)である.2024年1月現在,検査部職員23名,HCA20名に実施権限があり,時間帯により変動するが2〜5名(検査部職員1〜4名,HCA0〜2名)で検査を行っている.検査部で心電図検査を受ける患者は平均130人/日である.

 本稿では,当院検査部での標準12誘導心電図検査のパニック値と運用について述べる.なお,病院内では救急外来や病棟にも心電計があり,看護師などが心電図検査を行うため,検査部にこられない状態の患者は対象外である.

参考文献

1)日本臨床検査技師会(監):JAMT技術教本シリーズ 循環機能検査技術教本,じほう,2015
2)大脇豊美,他:当院における心電図検査の緊急連絡(パニック値)の取り組み.Med Technol 46:1130-1134,2018
3)沖都麦,他:臨床検査領域・場面別 ヒューマンエラーの傾向と対策 生理検査 循環・呼吸機能検査.Med Technol 44:1442-1452,2016
4)高嶋浩一,他:生理機能検査のパニック値の考え方.埼臨技会誌 53:103-113,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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