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文献詳細

雑誌文献

臨床検査68巻10号

2024年10月発行

文献概要

増大号 心電図判読のスタンダード 基本を極めて臨床で活かす! 6章 難しいところに手が届く!心電図Q—ここまでの努力を試そう!

Case 4

著者: 寺澤無量1

所属機関: 1東京医科大学病院不整脈センター

ページ範囲:P.1296 - P.1300

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心電図1)

 患者は40歳代,男性.特記既往や家族歴はなかった.農場で働いている際に倦怠感を自覚して救急要請した.病着後に記録した心電図では心拍数(heart rate:HR)200bpmで上方軸,右脚ブロックの心室頻拍(ventricular tachycardia:VT)であった.精査の結果,冠攣縮性狭心症による心筋梗塞巣からのVTと診断に至り,植込み型除細動器(implantable cardioverter defibrillator:ICD)植込み後に退院となった.退院の9カ月後に遠隔システムでVTアラートがあり,図11)の心内電図であった.

参考文献

1)Kazawa S, et al:Case report: successful termination of ventricular tachycardia by intrinsic anti-tachycardia pacing beyond conventional anti-tachycardia pacing. Eur Heart J Case Rep 7:ytad285,2023

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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