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文献詳細

雑誌文献

臨床検査68巻10号

2024年10月発行

文献概要

増大号 心電図判読のスタンダード 基本を極めて臨床で活かす! 7章 教えて先生!

3枝ブロックってなんですか?

著者: 白山武司1

所属機関: 1近江八幡市立総合医療センター

ページ範囲:P.1308 - P.1310

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はじめに—3枝ブロックの概念

 心室内刺激伝導系には,右脚,左脚前枝,左脚後枝の3本があると考えられており,3枝ブロックは,このいずれもが伝導障害をきたした状態である.基本概念としては,それぞれ完全ブロックでも不完全ブロックでもよい.それぞれの伝導障害が時間とともに悪化すると完全(3度)房室ブロックになる,または運動などで心拍数が上昇した際に安静時より高度な房室ブロックが顕在化する,という点で,一種の危険なサインとして認識されている.

参考文献

●杉薫:心室内伝導障害.EPS 臨床心臓電気生理検査(井上博,他編),医学書院,pp121-133,2002
●日本循環器学会,他:日本循環器学会/日本不整脈心電学会合同ガイドライン 不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版),2021(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/07/JCS2018_kurita_nogami.pdf)(最終アクセス:2024年7月22日)
●Barold SS:Controversies about the terminology of “trifascicular” block. J Cardiovasc Electrophysiol 34:2122-2123,2023

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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