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増大号 心電図判読のスタンダード 基本を極めて臨床で活かす! 7章 教えて先生!
抗不整脈薬をもっと知りたい!
著者: 志賀剛1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学臨床薬理学
ページ範囲:P.1311 - P.1315
文献購入ページに移動はじめに
抗不整脈薬は主に頻脈性不整脈の停止,徐拍化,予防に使用される.抗不整脈薬の特徴は,不整脈を抑えるために使用しながら不整脈を発現あるいは悪化させる作用(催不整脈)をもち合わせていることである.このような“もろ刃の剣”的な薬は抗不整脈薬以外にあまりない.心電図は有効性の評価はもちろんのこと,また安全性の評価にも大きな役割を果たす.
本稿では,抗不整脈薬の特徴的な心電図変化について概説する.
抗不整脈薬は主に頻脈性不整脈の停止,徐拍化,予防に使用される.抗不整脈薬の特徴は,不整脈を抑えるために使用しながら不整脈を発現あるいは悪化させる作用(催不整脈)をもち合わせていることである.このような“もろ刃の剣”的な薬は抗不整脈薬以外にあまりない.心電図は有効性の評価はもちろんのこと,また安全性の評価にも大きな役割を果たす.
本稿では,抗不整脈薬の特徴的な心電図変化について概説する.
参考文献
1)Vaughan Williams EM:Classification of anti-arrhythmic drugs. In: Symposium on Cardiac Arrhythmias (Sandoe E, et al, eds), Astra AB, Sodertalje, Sweden, pp449-472, 1970
2)志賀剛:リズムコントロール薬(Ⅰ群抗不整脈薬,ベプリジル,アミオダロン)の使い方.循環器ジャーナル 72:400-408,2024
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