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文献詳細

雑誌文献

臨床検査68巻3号

2024年03月発行

文献概要

今月の特集 こどもと臨床検査

—総論—こどもの臨床検査で留意すること

著者: 安戸裕貴1 大西宏明1

所属機関: 1杏林大学臨床検査医学教室

ページ範囲:P.226 - P.230

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Point

●小児医療においては,成長過程の児に対する精神面や身体面の影響を考慮し,成長段階に応じた本人・家族とのかかわりなど,こどもの特性に配慮した対応が求められる.

●こどもにとって検査は,恐怖を伴い,苦痛が生じることから,こどもの臨床検査は,必要最小限の範囲で施行するべきであることを心掛ける.

●検査を施行するときは,こどもの苦痛や恐怖を可能な限り取り除き,保護者の気持ちにも配慮して良好な関係を築くことにより,こどもがその後の検査も継続的に受けやすくなるようにする.

参考文献

1)渡邉卓(編):標準採血法ガイドライン(GP4-A3),日本臨床検査標準協議会,2019
1)木全貴久:どの科でも役立つ小児診療の基本 小児の血液検査・尿検査.レジデントノート 23:2511-2517,2022
2)池尻佳奈:臨床検査Q&A 小児の採血のコツや注意点を教えてください.Med Technol 48:1300-1301,2020
3)山寺幸雄:小児検査のノウハウ 小児生理検査を効率的に行う工夫 検査技師の立場から.臨病理 62:782-794,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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