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文献詳細

雑誌文献

臨床検査68巻6号

2024年06月発行

文献概要

今月の特集 免疫・アレルギー性肺疾患と検査 総論

免疫・アレルギー性肺疾患の診療の基本的な考え方と検査の位置付け

著者: 松本宗大1 今野哲1

所属機関: 1北海道大学大学院医学系研究院呼吸器内科学教室

ページ範囲:P.682 - P.685

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Point

●現代医学では免疫・アレルギー性疾患の診療が進化し続けており,常に新たな治療法と診断技術の更新が求められている.

●疾患の発症背景には,環境要因や遺伝的要素のほか,ライフスタイルの変化も関与しており,地域によって疾患の有病率に違いがみられる.

●診療の基本的な考え方としては,患者の症状や病歴を詳細に評価し,それに基づいて最適な検査戦略を策定することが重要である.

●生物学的製剤は,免疫・アレルギー性疾患の診療に革新的な進歩をもたらしており,特定の免疫細胞やサイトカインをターゲットにして症状の緩和と病状の改善を図る.

参考文献

1)Holgate ST, Wenzel S, Postma DS, et al:Asthma. Nat Rev Dis Primers 1:15025,2015
2)Waljee AK, Rogers MA, Lin P, et al:Short term use of oral corticosteroids and related harms among adults in the United States: population based cohort study. BMJ 357:j1415,2017
3)Bel EH, Wenzel SE, Thompson PJ, et al:Oral glucocorticoid-sparing effect of mepolizumab in eosinophilic asthma. N Engl J Med 371:1189-1197,2014
4)Nair P, Wenzel S, Rabe KF, et al:Oral Glucocorticoid-Sparing Effect of Benralizumab in Severe Asthma. N Engl J Med 376:2448-2458,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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