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文献詳細

雑誌文献

臨床検査68巻6号

2024年06月発行

文献概要

今月の特集 免疫・アレルギー性肺疾患と検査 検査各論

検体検査

著者: 若原恵子1 石井誠2

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院呼吸器内科 2名古屋大学大学院医学系研究科呼吸器内科学

ページ範囲:P.753 - P.758

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Point

●免疫・アレルギー性肺疾患に対する血液検査は,診断,重症度判定,治療方針決定や経過のモニタリングに使用される.

●白血球分画・分類やC反応性タンパク(CRP)値などは,ステロイド,免疫抑制薬などの影響を受けることを考慮し,結果を解釈する必要がある.

●特異的IgE測定には,単項目測定と,スクリーニングで使用できる多項目測定がある.真菌に対する特異的IgE測定では,交差反応による偽陽性が起こる可能性があり,より精度の高いアレルゲンコンポーネント特異的IgE検査に注目が集まっている.

●血液検査は一般的に臓器特異性が低いことに留意する.喀痰検査では,気道局所の炎症評価が可能であるが標準化が難しく,現状では限られた施設でのみ施行される.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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