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事例から学ぶ 検査室の経営管理に必要な知識・2
検体検査部門の運営形態—直営,ブランチラボ,FMS,検査実績課金方式
著者: 本間裕一1
所属機関: 1横浜市医療局病院経営本部脳卒中・神経脊椎センター検査部
ページ範囲:P.776 - P.779
文献購入ページに移動はじめに
多くの病院検体検査室では,検体検査部門について病院が自前で人員や機器,試薬などを整備(以下,直営),人員を含む全てを外部に委託(以下,ブランチラボ),また,直営においても人員や機器,試薬など全てを自前で用意する方式から,人員以外の機器,試薬を委託する院内受託方式(facility management system:FMS),検査実績と連動した検査実績課金方式(pay per reportable test.以下,課金方式)など,多様な運営方式が存在します.その運営方式は,病院の経営母体が決定し,病院の再整備などによる建て替えや,経営母体の変更などによる大きなプロジェクトが行われる際は,検体検査部門の運営方法が見直されることが多いと思われます.そこで,今回は,直営,ブランチラボ,FMS,課金方式などの検査室運営形態についてお話しいたします.
多くの病院検体検査室では,検体検査部門について病院が自前で人員や機器,試薬などを整備(以下,直営),人員を含む全てを外部に委託(以下,ブランチラボ),また,直営においても人員や機器,試薬など全てを自前で用意する方式から,人員以外の機器,試薬を委託する院内受託方式(facility management system:FMS),検査実績と連動した検査実績課金方式(pay per reportable test.以下,課金方式)など,多様な運営方式が存在します.その運営方式は,病院の経営母体が決定し,病院の再整備などによる建て替えや,経営母体の変更などによる大きなプロジェクトが行われる際は,検体検査部門の運営方法が見直されることが多いと思われます.そこで,今回は,直営,ブランチラボ,FMS,課金方式などの検査室運営形態についてお話しいたします.
参考文献
1)日本臨床衛生検査技師会:令和3年度組織調査.年度別組織実態調査,日本臨床衛生検査技師会,2021
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