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文献概要
今月の特集 知っておきたい睡眠時無呼吸症候群
扉
著者: 涌井昌俊1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.1027 - P.1027
文献購入ページに移動 生活習慣病や心血管疾患とのかかわりもあって睡眠時無呼吸症候群に対する関心と認識は高まっています.一方,不定愁訴の原因疾患として潜在し見逃されている可能性があります.漠然と睡眠薬が処方されてしまい改善が得られないまま経過し,ようやく睡眠時無呼吸症候群の診断にたどり着いた心療内科の患者さんもいらっしゃるようです.例えば,いびきや無呼吸を本人が認識しづらい一人暮らしの非肥満患者さんの場合,医師が意識的に疑わない限り診断されずに埋もれてしまうことは容易に想像できます.私たちがこれまで抱いてきたイメージ以上に,睡眠時無呼吸症候群は“common disease”であると考えるべきかと思われます.
本特集では「知っておきたい睡眠時無呼吸症候群」というテーマの下で,第一線のエキスパートの方々に解説いただきました.診断・治療を支える検査に関する知識の整理と理解の深化の一助となれば幸いです.
本特集では「知っておきたい睡眠時無呼吸症候群」というテーマの下で,第一線のエキスパートの方々に解説いただきました.診断・治療を支える検査に関する知識の整理と理解の深化の一助となれば幸いです.
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