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文献詳細

雑誌文献

臨床検査7巻1号

1963年01月発行

文献概要

感想

速記録「臨床化学検査のバラツキ」を読んで—検査専門医の重要性を認識せよ

著者: 柴田進1

所属機関: 1山口医大臨床病理学教室

ページ範囲:P.68 - P.69

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 昨年の5月末に医学書院から送付された検査試料について全国141の検査室が定量値を報告したが,その集計が本誌6巻7号に発表され,今号では集められたデータについて権威者の座談会が行なわれた。
 座談会で取りあげられた最大の問題はどの化学的成分についても報告された定量値のバラツキが非常に大きく,臨床検査に従事している者にとってはもちろんのこと,検査を依頼する医師の側からも再考・三考を要するという点にある。たとえば血糖を例にとると多分260〜270mg/dlだろうと推定される材料について120〜400mg/dlの間に散布する定量値の解答がよせられ,ちょっと常識で解釈できない結果であったというのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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