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文献詳細

雑誌文献

臨床検査7巻10号

1963年10月発行

文献概要

技術解説

白血球アルカリホスファターゼの検査法

著者: 朝長正允1

所属機関: 1広島大学原爆放射能医学研究所内科

ページ範囲:P.715 - P.719

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はじめに
 ギムザ染色標本によって代表される古典的血液形態学が,完壁ともいうべき体系を完成するにつれ,その壁を突破して,新しい前進への努力が行なわれた。その一つに組織・細胞の化学的構成分を特異的に呈色させ,顕微鏡下に可視的としようとする,形態学と生化学との組合せともいうべき組織化学あるいは細胞化学と呼ばれる研究方法がある。
 アルカリホスファターゼ(以下APと略記する)はオキシダーゼ系に関する研究以外見るべきもののなかった血球の化学的構成分の組織化学的研究の大発展の端緒となり,かつ今日なお最も広く研究の対象とされ,興味ある所見の得られている物質である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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