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研究
血清総コレステリン測定における微量採量による誤差の検討およびその対策
著者: 柚木光男1 小野寺理1 大野勝也1
所属機関: 1三重県立大学医学部付属病院中央検査部
ページ範囲:P.780 - P.780
文献購入ページに移動1)ピペットに付着して残る血清量を重量法により測定した。すなわち化学天秤を用いてピペットの重量を秤り,次いで同一ピペット血清を所定量吸いこんだままで秤り,更にそのピペットの内容を試験管に採量した後ピペットの先端をぬぐわずに秤って,ピペットに付着して残る血清量を算出しこれを百分率で現わした。萱垣の超微量ピペットを用いて注意深く行なった場合にはピペットに付着して残る血清量は0.7%前後であるが,0.1mlあるいは0.05mlのメスピペットを用いて注意深く行なうときは3%前後,不注意に粗雑な操作で行なうと10%に及ぶ血清残存率が確かめられた。
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