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血液凝固に関する検査法(3)
著者: 佐竹清人1 盤谷博司2 八幡浩二2 中田英策2 綿貫実2 田崎次男2
所属機関: 1日本医科大学内科 2日本医科大学内科教室
ページ範囲:P.199 - P.203
文献購入ページに移動3.プロトロンビン消費試験
正常の凝血過程においては,プロトロンビンは凝固の進行につれてトロンビンに転化し,凝血完了時には大部分が消失してしまう。これをプロトロンビン消費という。ところが,凝血過程とくに第1段階の内因系過程に欠陥のあるとき(代表例は血友病)には,この消費が著しくおくれる。従って血清中にもなお多量のプロトロンビンが残存することになる。
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