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文献詳細

雑誌文献

臨床検査7巻3号

1963年03月発行

研究

1回呼吸法による残気量測定

著者: 三上智久 勝山幹子1 外丸弘子1 見形依久子1 三平征子1 埋田信子1 北睦子1 江部充1

所属機関: 1虎の門病院臨床生理検査科

ページ範囲:P.221 - P.223

文献概要

 残気量の測定には種々なる方法が報告されているが,わが国では日常の臨床検査に7分間閉鎖回路法が比較的広く行なわれているようである。1950年前後から,窒素計の発達と共に1回呼吸法によって残気量を測定する試みがなされ,Lanphier1)はこれの臨床検査への可能性を示した。わが国では小池2)がこの方法を追試し高い精度をもつことを示したが,まだ一般の普及をみていない。いずれにしても日常の臨床検査法としては操作が簡単であり,被検者の負担が少なく,かつ精度の高いことが望まれる。
 われわれは1回呼吸法について7分間閉鎖回路法との比較において日常の臨床検査に役立つ実際の手順を考え,また7分間閉鎖回路法による残気量測定の際に生ずる誤差についても検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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