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文献詳細

雑誌文献

臨床検査7巻9号

1963年09月発行

文献概要

特集 一般臨床検査の要点—受験者の手引きを兼ねて

尿沈渣・喀痰・髄液・膿・穿刺液

著者: 林康之1

所属機関: 1順天堂大学臨床病理学教室

ページ範囲:P.648 - P.656

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I.尿沈渣検査法
1.尿沈査の説明
 尿は腎で作られ,輸尿管,膀胱,尿道を経て排出される。この排出された尿を長時間静置しておくと容器の底に沈殿物が出来る。この沈殿した固形成分を尿沈渣といい,尿が透明であれば少なく,尿が混濁していれば沈渣の量は多い。そして固形成分はすべて腎から尿道までの排出経路の途中で尿中に混入して来たもので,その種類を鑑別し,大体の数量を明らかにすることで尿路系疾患の診断に重要な参考所見を得ることができる。沈渣として認められるものを大別して記すと次のものがあげられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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