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文献詳細

雑誌文献

臨床検査8巻2号

1964年02月発行

文献概要

技術解説

Middlebrook-Dubos反応

著者: 芳賀邦夫1

所属機関: 1東大伝染病研究所第三細菌研究部

ページ範囲:P.132 - P.136

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はじめに
 古くから結核については補体結合反応などによる血清反応の研究が多かったが満足できる鋭敏な方法がなかった。Keogh,North&Warburton(1948)の研究報告にヒントを得て,Middlebrook&Dudos (1948)は結核患者血清および結核菌免疫ウサギ血清とツベルクリンあるいは結核菌多糖体で感作したヒツジ赤血球を用いて赤血球凝集反応の研究を発表し,その翌年Middlebrookがこの系に補体を加えて溶血反応を報告して以来,この方法ではかなり鋭敏に結核抗体を検出することができるので斯界の注目を浴びるようになった。そんなわけでMiddlebrook&Dubosの赤血球凝集反応およびMiddlebrookの溶血反応というのは結核の場合だけに使うのが正しいのであるが一般に他の抗原を使う場合にも使われている。
 以下結核におけるMiddlebrook&Dubosの抗原感作赤血球凝集反応,Middlebrookの抗原感作赤血球の溶血反応および進藤・Middlebrookの抗原感作赤血球の溶血反応について説明する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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