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技術解説
自動血球計数器使用上の問題点—Sanborn製品の使用経験から
著者: 新谷和夫1
所属機関: 1関東逓信病院臨床検査科
ページ範囲:P.378 - P.382
文献購入ページに移動はじめに
エレクトロニクスの発達は医学,特に検査部門において多くの便宜をわれわれに提供してくれるようになり,血液検査関係では自動血球計数器(以下カウンターと記す)が出現するに至った。カウンターは検体の処理能力を高め,誤差を少なくし,技術員の疲労を救うなど多くの長所が認められ,次第に普及する傾向にあるが,カウンターの導入に際しては従来よりいわれていた精度,操作の簡便さ,保守の容易なこと,アフターサービスの良否等に関する検討だけでは不充分で,他にも検討すべき幾多の問題があると思われる。そこで今回は著者のSanborn製カウンターの使用経験を述べるとともに,カウンター導入に際して考慮すべき点をあらためて検討してみたい。
エレクトロニクスの発達は医学,特に検査部門において多くの便宜をわれわれに提供してくれるようになり,血液検査関係では自動血球計数器(以下カウンターと記す)が出現するに至った。カウンターは検体の処理能力を高め,誤差を少なくし,技術員の疲労を救うなど多くの長所が認められ,次第に普及する傾向にあるが,カウンターの導入に際しては従来よりいわれていた精度,操作の簡便さ,保守の容易なこと,アフターサービスの良否等に関する検討だけでは不充分で,他にも検討すべき幾多の問題があると思われる。そこで今回は著者のSanborn製カウンターの使用経験を述べるとともに,カウンター導入に際して考慮すべき点をあらためて検討してみたい。
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