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文献詳細

雑誌文献

臨床検査8巻6号

1964年06月発行

文献概要

綜説

α-ジケトン型試薬による尿素およびその誘導体の定量法

著者: 菅沼義夫1 南原利夫2

所属機関: 1興和株式会社下高井戸研究所 2東京大学薬学部

ページ範囲:P.488 - P.492

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1.はじめに
 尿素およびその誘導体がタンパク質の代謝と密接な関係にある含窒素化合物であることはいうまでもない。これらは臨床上きわめて重要な要素として,現在まで幾多の測定法が発表されてきたが,一般に比色定量法は簡易迅速で,数多い検体の処理を必要とする臨床検査に適していると考えられる。なかでもα-ジケトン型試薬を用いる比色定量法は普遍的な方法としてさまざまな改良法が報告されてきた。臨床分析化学も近年一段と重要性を増し,わが国での研究もようやく活発化しているおりから,ここにα-ジケトン型試薬による尿素およびその誘導体の定量法の概要をまとめて各位の参考に供したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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