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文献詳細

雑誌文献

臨床検査9巻10号

1965年10月発行

文献概要

技術解説

腎機能検査法(5)—クレアチニンクリアランス測定法

著者: 浦壁重治1 折田義正1 白井大禄1

所属機関: 1大阪大学医学部阿部内科

ページ範囲:P.886 - P.895

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はじめに
 糸球体滬過値(Glomerular Filtration Rate,GFR)測定の原理については既にチオ硫酸ソーダクリアランスの項で説明したが,今回さらに内因性脚註(1)クレアチニンクリアランス(endogenous creatinine clearance)をとりあげてGFR測定法上の問題点をもう一度考えてみよう。
 周知のようにGFR測定にはGFR物質とよばれる特殊な物質のクリアランスが利用されるが,これには血漿蛋白と結合せず,糸球体で限外滬過のみをうけ,かつ糸球体以下の尿細管で排泄も再吸収もうけない物質が望ましい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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