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研究
Potassium mercurythiocyanate Dithizoneによる血清クレアチニンの定量法
著者: 福山富太郎1 山田美恵子1
所属機関: 1国立公衆衛生院栄養生化学部
ページ範囲:P.1381 - P.1386
文献購入ページに移動 血清中クレアチン体の測定にはJaffeの反応を応用したFolinの方法,およびその変法が数多く発表され1)3)4)5)7),3,5-dinitro安息香酸による測定法2)もまた広く利用されている。他にPotassium mercurythiocyanateとジチゾンによる定量法6)があり,その鋭敏性,正確性について注目すべきものがあったが,ジチゾン精製などの試薬作製法,測定操作がこみいっていることに難点があって,あまり利用されていないようである。しかし本法の利点は試料の採取量が少なくてよいことであり,近時ジケゾンその他の試薬も,そのまま用い得る優良なものが入手できるようになり,また測定操作などについて実験を行ない検討した結果,原法をある程度簡易化してもよいことがわかったので,血清クレアチニン測定に推奨すべき方法と考えられる。以下測定方法を実験結果と共に記載する。
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