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検査室器械の便利な工夫
著者: 佐々木匡秀1
所属機関: 1山口大学・臨床病理学
ページ範囲:P.661 - P.668
文献購入ページに移動超微量定量用比色計の作製
連続測定用超微量用キュベットと比色後の比色液回収装置の考案
最近の臨床検査のうち特に血液生化学的検査は次第に超微量法にとって変りつつある。しかしこのような超微量定量を行なうためには特に鋭敏な化学反応を応用するか又は非常に細密な操作をしなければならないためか,なかなか普及されないのが現実である。私達は最近市販の光電比色計のキュベットに多少の改良を加えることで,容易に微量定最ができ,しかも従来のものより能率的で精度もよく比色液が半自動的に元の試験管内に回収できる装置を考案し,臨床生化学検査を超微量化することができた。また本装置は作製後20ケ月以上の現在も尚その使用に耐えている。
連続測定用超微量用キュベットと比色後の比色液回収装置の考案
最近の臨床検査のうち特に血液生化学的検査は次第に超微量法にとって変りつつある。しかしこのような超微量定量を行なうためには特に鋭敏な化学反応を応用するか又は非常に細密な操作をしなければならないためか,なかなか普及されないのが現実である。私達は最近市販の光電比色計のキュベットに多少の改良を加えることで,容易に微量定最ができ,しかも従来のものより能率的で精度もよく比色液が半自動的に元の試験管内に回収できる装置を考案し,臨床生化学検査を超微量化することができた。また本装置は作製後20ケ月以上の現在も尚その使用に耐えている。
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