適応
1慢性肝疾患における肝機能異常の改善
2小児ストロフルス,湿疹・皮膚炎,蕁麻疹,皮膚瘙痒症,口内炎,フリクテン,薬疹・中毒疹
用法
11回40~60mL 1日1回(増減)静注・点滴静注 ►増量は1日100mLを限度 21回5~20mL 1日1回 静注(増減)
禁忌
1)過敏症
2)アルドステロン症,ミオパチー,低K血症(低K血症,高血圧症等を悪化)
注意
〈基本〉
①ショック等の発現を予測するため十分問診
②ショック発現時の救急処置を準備
③投与後,患者を安静状態に保たせ,十分観察
④甘草含有製剤との併用は,本剤含有のグリチルリチン酸が重複し,偽アルドステロン症が現れ易くなるため注意
〈適用上〉注射速度:静注は状態を観察しながらできるだけ投与速度を緩徐に 〈取扱上〉
①安定性を保持するため脱酸素剤を封入しているため,外袋は使用直前まで開封しない
②包装内に水滴が認められるものや内容液に着色,混濁又は結晶が認められるものは使用しない
③ソフトバッグ製品は注射針をゴム栓の○印にまっすぐ刺す.斜めに刺すと注射針が容器頸部を貫通し,液漏れの原因となることあり
④ソフトバッグ製品は原則として連結管を用いたタンデム方式による投与はできない
⑤ソフトバッグ製品の液目盛りはおよその目安として使用
〈その他〉グリチルリチン酸又は甘草含有製剤の経口投与により,横紋筋融解症の報告
〈妊婦〉有益のみ(未確立.動物でグリチルリチン酸モノアンモニウムの大量投与により腎奇形等が認められている) 〈高齢〉慎重に(低K血症等の副作用発現率が高い傾向)
相互
〈併用注意〉
1)サイアザイド系及びその類似降圧利尿薬(クロルタリドン,トリクロルメチアジド等),ループ利尿薬(エタクリン酸,フロセミド等):低K血症(脱力感,筋力低下等)が現れる(これらの利尿作用が,本剤含有のグリチルリチン酸のK排泄作用増強,血清K値低下が現れ易い)→血清K値測定等注意
2)モ