適応
1乳癌,非小細胞肺癌,胃癌,頭頸部癌
2卵巣癌
3食道癌,子宮体癌
4前立腺癌
注意
1)子宮体癌での本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性未確立
2)前立腺癌では遠隔転移を有する又は去勢抵抗性の患者に投与
用法
11日1回60mg/m2(体表面積)を1時間以上かけて3~4週間間隔で点滴静注.1回最高用量75mg/m2(増減) 21日1回70mg/m2(体表面積)を1時間以上かけて3~4週間間隔で点滴静注.1回最高用量75mg/m2(増減) 31日1回70mg/m2(体表面積)を1時間以上かけて3~4週間間隔で点滴静注(適減) 41日1回75mg/m2(体表面積)を1時間以上かけて3週間間隔で点滴静注(適減) ►〔タキソテール〕通常,添付溶解液全量に溶解して10mg/mLの濃度とする ►必要量を注射筒で抜き取り,直ちに250又は500mLの生食液又は5%ブドウ糖液に混和し,1時間以上かけて点滴静注 ►調製時の損失を考慮に入れ,過量充填されているので,調製法を厳守(添付文書参照) 注意
①特に本剤の用量規制因子である好中球の変動に十分留意し,投与当日の好中球数が2,000/mm3未満であれば,投与を延期
②投与量が増加すると,骨髄抑制が強く現れるので注意
!警告
用量規制因子(DLF)は好中球減少であり,重篤な骨髄抑制(主に好中球減少),重症感染症等の重篤な副作用及び本剤との因果関係が否定できない死亡例が認められている.施設緊急対応.医師十分な知識,経験.又,以下の患者には投与しない等適応患者の選択を慎重に行う
1)重篤な骨髄抑制のある患者
2)感染症を合併している患者
3)発熱を有し感染症の疑われる患者
IC
禁忌
1)重篤な骨髄抑制(重症感染症等を併発し,致命的となることがある)
2)感染症を合併(感染症が増悪し,致命的となることがある)
3)発熱を有し感染症の疑われる患者(感染症が増悪し,致命