診療支援
治療

インコボツリヌストキシンA


特 徴

 脳卒中,頭部外傷などの後遺症として発症する上肢痙縮では,筋の攣縮による運動機能障害や疼痛をきたす.治療のひとつとしてA型ボツリヌス毒素の局所投与がなされている.A型ボツリヌス毒素は末梢の神経終末からのアセチルコリンの放出を阻害することによって随意筋の筋力を弱め筋緊張状態を緩和する.しかし,既存の製剤はA型ボツリヌス毒素以外に複合蛋白質も含まれ,これに対する

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