GL喘息予防・管理ガイドライン2021
GLCOPD診断と治療のためのガイドライン2022[第6版]
治療のポイント
・デバイスの種類は多いが,以下の通りに手順を分けてとらえると理解しやすい.
準備(器具・用法用量確認)→息を吐く→吸い込み→息こらえ→息の吐き出し→再吸入→うがい→器具の清掃
・吸入力や年齢,生活環境,合併症に合わせてデバイスを使い分ける.
・吸入ステロイドを経鼻呼出することで喘息関連の上気道疾患も同時に治療できる.
・難治性肺Ma/Mi(Mycobacterium avium/M. intracellulare)症やニューモシスチス肺炎,インフルエンザウイルスに吸入療法が用いられている.
Aデバイスの種類と特徴
治療効果を上げるため,デバイスの特徴などを大まかにでも知っておくとよい.
1.携帯型デバイス
パウダータイプ,エアゾールタイプ(以下,pMDI),ミストタイプがある〔詳細は「喘息