診療支援
治療

カテーテルアブレーション
catheter ablation
庄田守男
(東京女子医科大学寄附部門教授・循環器内科学先新電気的心臓制御研究部門)

GL不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)

GL2021年JCS/JHRSガイドラインフォーカスアップデート版不整脈非薬物治療

ニュートピックス

・バルーンアブレーションの持続性心房細動への適応拡大.

・パルスフィールドアブレーション(PFA:pulsed field ablation)のわが国への導入が期待される.

治療のポイント

・心房性頻拍性不整脈(心房頻拍,心房粗動,発作性心房細動など),房室結節リエントリー性頻拍,副伝導路を介する房室回帰性頻拍(WPW症候群など),特発性心室頻拍・期外収縮(流出路起源,プルキンエ線維関連など)は,高確率でカテーテルアブレーションにより完治できる.

・その一方で,器質的心疾患(心筋症,心筋梗塞,先天性心疾患など)に伴う不整脈や心房リモデリングが進行した持続性心房細動では,アブレーション治療後にも薬物治療やデバイス治療などの併用療法を要する.

・心房細動ア

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?