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ニュートピックス
・ビタミンK拮抗薬とアスピリンの間で臨床的アウトカム(虚血性脳卒中,主要な頭蓋外および頭蓋内出血,死亡)とMRIアウトカム(新たな虚血性または出血性病変)の複合アウトカムを比較したTREAT-CAD試験において,アスピリン群はビタミンK拮抗薬群に対して非劣性を証明できなかった.
治療のポイント
・脳動脈解離が頭蓋内か頭蓋外かによって治療方針が異なる.
・虚血発症の頭蓋外動脈解離では,急性期に抗血栓療法を行うが,抗凝固療法と抗血小板療法のいずれの選択も妥当とされている.
・虚血発症の頭蓋内動脈解離でも抗血栓療法を考慮してもよいが,解離部に瘤形成が明らかな場合はくも膜下出血のリスクがあり,抗血栓療法は行うべきではない.
・抗血栓療法は3~6か月の継続を目安とするが,3か月ごとに解離部の画像検査を行い,瘤形成などの経時変化がないか確認する.
◆病態と診断
A病態
・脳動脈解離は
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