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ニュートピックス
・骨端線閉鎖前の肘離断性骨軟骨炎早期例に対して集束型衝撃波療法(FSW:focused shock wave)を実施することにより,治癒を促進する可能性が示された(運動器の体外衝撃波治療マニュアル.pp68-74,2022).
・骨端線閉鎖前の肘離断性骨軟骨炎早期例に対して外固定を実施したところ,外固定未実施例に比べて完全治癒する確率が高まり,さらに治癒するまでの期間が短縮することが報告された(J Shoulder Elbow Surg 31:1231-1241,2022).
治療のポイント
・無症状である早期(透亮期,分離前期)の段階で病変を検出するためには,エコー検診が必要である.
・病期(透亮期,分離前期・後期,遊離期),骨年齢・暦年齢によって病変の治癒能力に差があるため,画像検査で病期と骨年齢を確実に把握して,治療方針を決定する.
・骨端線閉鎖前の早期におい