診療支援
治療

緑内障(薬物療法)
glaucoma(medical therapy)
内藤知子
(尽誠会グレース眼科クリニック・院長(岡山))

頻度 よくみる(40歳以上)

GL緑内障診療ガイドライン(第5版)(2022)

ニュートピックス

・プロスタノイドEP2受容体作動薬(以下,EP2受容体作動薬)が2018年に発売され,これまで「プロスタグランジン関連薬」とよばれていた4薬(ラタノプロスト,トラボプロスト,タフルプロスト,ビマトプロスト)は,最新ガイドラインより「プロスタノイドFP受容体作動薬(以下,FP受容体作動薬)」に新分類された.

治療のポイント

・緑内障に対する唯一確実な治療法は眼圧下降である.

・眼圧下降治療は緑内障の病型・病期にかかわらず有効だが,眼圧上昇の原因が治療可能な場合は眼圧下降治療とともに原因治療を行う.

・眼圧下降治療には薬物治療,レーザー治療,手術治療の3つがあり,患者の病型・病期などに応じて適切な治療を選択する.

◆病態と診断

A病態

・緑内障は視神経と視野に特徴的変化を有し,通常,眼圧を十分に下降させることにより

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