適応
〔20μg〕
1動脈内投与:慢性動脈閉塞症(バージャー病,閉塞性動脈硬化症)における四肢潰瘍並びに安静時疼痛の改善
2静脈内投与
a)振動病における末梢血行障害に伴う自覚症状の改善並びに末梢循環・神経・運動機能障害の回復
b)血行再建術後の血流維持
c)動注が不適と判断される慢性動脈閉塞症(バージャー病,閉塞性動脈硬化症)における四肢潰瘍並びに安静時疼痛の改善
d)動脈管依存性先天性心疾患における動脈管の開存
3陰茎海綿体内投与:勃起障害の診断
〔500μg〕
1以下における外科手術時の低血圧維持:高血圧症又は軽度の虚血性心疾患を合併する場合
2外科手術時の異常高血圧の救急処置
用法
〔20μg〕11日量10~15μg(およそ0.1~0.15ng/kg/分)をシリンジポンプを用い持続的に動注 ►生食液(20μgを5mL)に溶解 ►症状により0.05~0.2ng/kg/分の間で増減 2a)b)c)1回量40~60μg 1日1~2回 2時間(5~10ng/kg/分)かけて点滴静注(増減) ►輸液500mLに溶解して使用 ►点滴速度は2時間あたり1.2μg/kgを超えない 2d)50~100ng/kg/分で静注開始 ►症状に応じて増減し,有効最少量で持続投与 31回量20μgを海綿体へ注射 ►生食液1mLに溶解して使用 〔500μg〕毎分5~10μg(0.1~0.2μg/kg/分)で点滴静注を開始.血圧の下降に注意しながら目的血圧まで下げ,以後それを維持できる点滴速度に調節 ►500μgを輸液100mLに溶解 ►低血圧を維持するためには通常毎分2.5~10μg(0.05~0.2μg/kg/分)を必要とする 注意〔20μg〕動脈管依存性先天性心疾患に対し投与する場合は,観察を十分行い慎重に投与量調整.効果が得られた場合は減量し,有効最少量で投与継続.動脈管開存の維持には10ng/kg/分でも有効な場合
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