適応
A型又はB型インフルエンザウイルス感染症及びその予防 注意
1)治療に用いる場合には,A型又はB型インフルエンザウイルス感染症と診断された患者のみが対象となるが,抗ウイルス薬の投与がA型又はB型インフルエンザウイルス感染症のすべての患者に対しては必須ではないことを踏まえ,状態を十分観察した上で,使用の必要性を慎重に検討.特に,幼児及び高齢者に比べて,その他の年代ではインフルエンザによる死亡率が低いことを考慮
2)予防に用いる場合には,原則として,インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である下記の者が対象
a)高齢(65歳以上)
b)慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患
c)代謝性疾患(糖尿病等)
d)腎機能障害
3)1歳未満患児(低出生体重児,新生児,乳児)に対する安全性及び有効性は未確立
4)A型又はB型インフルエンザウイルス感染症以外の感染症には効果がない
5)細菌感染症には