適応
1遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌
2遠隔転移を有する前立腺癌
注意添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行う.特に,遠隔転移を有する前立腺癌患者への投与に際しては,臨床試験に組み入れられた患者の外科的又は内科的去勢術に係る治療歴を確認
用法
1日1回240mgを経口(適減) 注意
①副作用が発現した場合には次の基準を考慮して,本剤を休薬,減量又は中止
a)減量して投与を継続する場合の投与量
1.(減量レベル)通常投与量:(投与量)240mg
2.(減量レベル)1段階減量:(投与量)180mg
3.(減量レベル)2段階減量:(投与量)120mg
b)副作用発現時の用量調節基準
1.痙攣発作:投与中止
2.上記以外の副作用〔Grade3又は4(GradeはNCI-CTCAE v4.0に準じる)の場合〕:本剤の投与をGrade1以下又はベースラインに回復するまで休薬.尚再開の場合,次の基準を参考に本剤の減量等を考慮
ア)初回発現後に回復し再開の場合,減量せずに投与
イ)再発後に回復し再開の場合,1段階減量し投与
②外科的又は内科的去勢術と併用しない場合の有効性及び安全性は未確立
禁忌
1)過敏症
2)ニルマトレルビル・リトナビル,エンシトレルビル フマル酸を投与中
注意
〈基本〉
①内分泌療法剤であり,癌に対する薬物療法について十分な知識・経験を持つ医師の下で本剤による治療が適切と判断される患者についてのみ使用
➋痙攣発作→運転注意
③心臓障害→投与前及び投与中は適宜心機能検査(心電図,心エコー等)の実施等,状態を十分に確認
➍間質性肺炎の恐れ→投与にあたり,初期症状(息切れ,呼吸困難,咳嗽,発熱等)の確認及び胸部X線検査実施等,状態を十分観察.又,副作用と,初期症状発現時は速やかに医療機関を受診するよう説明
➎重度の皮膚障害の恐れ→皮疹発現時は皮膚科医に相
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